Alpaca技術ブログ

AIと超高速データストレージを駆使して新しいトレーディングを創る

シリコンバレーで開催されたTiECONにAlpacaが登壇

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いつもお世話になります、Alpacaの横川(@_yoshyoshi)です。

先日、Alpacaとして、サンタクララで開催されたTiECONにてTop Startup TiE50の一社として登壇しました。Capitalicoのサービスと、それに関連するバックエンドの内容を発表してきました。

TiECONとは

TiECONとはなんぞや、という方も多いかと思いますが、TiECONはシリコンバレーで20年以上続いている大型イベントです。

どれくらい大型かと言いますと、昨年のイベントでは、22カ国から4,600名が参加されたようです。今回Alpacaは、Top Startupとして登壇させてもらったのですが、こちらはメインステージというわけではなく、複数ある中のひとつの会場で発表させてもらいました。メインホールでは、何千人入るかわからないような物凄い大型のスペースで、キーノートスピーチとして、Adobe CEOのShantanu NarayenやInfosys CEOのVishal Sikkaが話されてました。

InfosysのMANAプラットフォーム

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Infosysの取り組みについて個人的にフォローしているのですが、Vishalが発表していたInfosysのMANAというプラットフォームについての説明が印象に残っています。AIは、人が行っていることを自動化してサポートする、という意味合いで、エンジニアや特定の業務のノウハウを捉える、ということをおっしゃっていました。"Capture Know-Hows"ということで、僕たちとしては、トレーダーのノウハウを捉える、ということをやっているなー、とAlpacaの事業に思いを巡らせていた次第です。

僕たちは、引き続き、人間を越える叡智のようなひとつのでっかいAIとかではなく、それぞれの個人の職人技を捉えて自動化するAI、という方向性で進んでまいります。

もともとTiECONは、インド系のイベントであるみたいでして、InfosysのVishalもスピーチのときに冗談のように、TiECONはインド系マフィアの集まりだよねー、と言っていましたが、確かに会場にいた80%くらいの方々はインド系の方であるように見受けられました。

色々な角度からのパネル

キーノートスピーチ以外にも、最近の米国大統領選でのデータの使われ方を中心に公共機関におけるデータ利用についてAdRoll CEOのAaron BellやBessemer VentureのDavid Cowanやサンノゼ市のChief Innovation OffierのShireen Santoshamがパネルセッションをしていたり、Fintech決済系のところではPayPalのデータ戦略ヘッドのAdam ChristensenとSquareのグロースヘッドのAmarpreet Singhがパネルをしていたり、本当の意味で多様な角度から議論が行われていて大変勉強になりました。

個人的に一番印象に残ったのは、登壇者に対しての皆さんのアプローチの仕方でして、日本であれば登壇後やその後に名刺交換を、というのが流れであると思います。TiECONでは、登壇者に対して、自分のサービスの純粋な売り込み営業のために何人もいらっしゃったので、新鮮な気持ちになりました。僕ももっとガツガツいかないと、ということを学んだTiECONでありました。

http://www.tiecon.org/

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